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泌尿器科では、お子さまからご高齢の方まで男女問わず、「おしっこ」に関わるお悩みを扱っています。
おしっこ以外では、男性の生殖器(精巣、前立腺、外性器)に関するお悩みの診断、治療を行っています。
また、女性の生殖器は、おしっこと関係していることもあるため、泌尿器科も女性生殖器に関する治療を行う場合があります。

当院では、以下のような症状の治療を行います
インターネットでも多くの情報を得ることができますが、正しい情報と正しくない情報が混在して書かれていることがよくあります。
ご自身で、インターネットで調べて不安になってしまうこともあるかもしれません。
当院では、病気かそうでないか、治療が必要か、経過観察でよいかなど、泌尿器科の専門医の立場から診断・アドバイスいたします。
気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。
おしっこの悩み
おしっこに関するよくある病気
尿路感染症
膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎、尿道炎などがあります。尿路感染症に対して抗生物質を投与します。また、尿路感染症の原因となる病気がないか調べ、もし原因の病気があればそちらの治療も行います。
性感染症
性感染症はめずらしい病気ではありません。最近は梅毒が急増しています。恥ずかしさのために受診をためらうこともあるかもしれませんが、きちんと治療すれば治る病気です。
過活動膀胱
頻尿、急に尿がしたくなる、トイレに間に合わずにもれてしまうなどの症状が生じます。治療はのみ薬、貼り薬、骨盤底筋体操、電気刺激療法などがあります。
間質性膀胱炎
膀胱炎や膀胱がんなどはないのに、尿がたまると下腹部の痛みなどが生じる病気です。そのために頻尿が生じやすくなります。
尿路結石症
尿の通りみち(腎、尿管、膀胱、尿道)に結石ができる病気です。結石によって尿の流れが悪くなると腰痛が生じることがあります。また、結石が尿管を傷つけて血尿が生じることもあります。
前立腺肥大症
前立腺が肥大して尿道が狭くなることで、頻尿、尿の勢いの低下、尿が残っている感じなどの症状が生じます。ときに、尿が出せなくなることもあります。
男性特有の悩み
よくある男性特有の病気
包皮炎
包皮に炎症が生じると、包皮のはれ、痛み、発赤などがみられます。包茎のために包皮炎を繰り返す場合があります。
包茎
亀頭を露出することができない状態が真性包茎です。お子さんの包茎は、多くは自然に治ります。大人は、包皮炎を繰り返したり、排尿困難の原因となったりする包茎の場合は手術を検討します。
血精液症
精液に血液が混ざる病気です。原因は前立腺の炎症が大部分ですが、前立腺がんによって出血することもあるため、前立腺がんの検査も行います。
女性特有の悩み
よくある女性特有の病気
骨盤臓器脱
腟から膀胱・子宮・直腸などが下がり、下垂感、違和感、下腹部痛、排尿困難などの症状が生じます。症状の重い方は、手術治療の適応になります。
閉経関連尿路性器症候群(GSM)
女性ホルモンなどの低下によって、陰部が乾燥した感じや痛みを感じることがあります。また、性交時の痛みや頻尿の原因となることもあります。保湿剤、女性ホルモンの腟錠などで治療します。
こどもの病気
よくあるこどもの病気
夜尿症
5歳以降で、月1回以上のおねしょが3か月間以上続く場合、夜尿症と言います。夜尿症の多くは自然に治ることが期待できます。夜間の尿量が多いこと、膀胱の容量が小さいことなどが原因となることが多いですが、精神的な影響もあります。昼間も尿がもれたり、大便ももれる場合は早めの受診をお勧めします。
包茎
お子さんの包茎は、多くは自然に治ります。ただし、包皮炎によりおちんちんがはれる状態が繰り返し生じる場合は受診をお勧めします。
停留精巣
精巣が陰のう内に触れないときは停留精巣が疑われます。お風呂やリラックスした状態で陰のう内に精巣が触れる場合は問題ありません。停留精巣は、大人になってから不妊症や悪性腫瘍の原因となる可能性があります。
泌尿器科がんの相談/健診異常
よくある泌尿器科がん・健診異常
前立腺がん
男性で最も多いがんです。PSAが高い場合は、前立腺がんの可能性があります。初期は何の症状もありません。PSA再検、直腸診やMRI検査の結果により前立腺がんが強く疑われる場合は、前立腺生検が必要となります。前立腺生検が必要な場合は、責任をもって近隣の総合病院へご紹介しております。
膀胱がん
血尿で見つかることが多いがんです。当院では、尿検査、超音波検査、膀胱鏡などで診断します。手術が必要な場合は、近隣の総合病院へご紹介しております。
尿潜血
尿に血が混ざった場合、尿の通りみち(腎、尿管、膀胱)に出血の原因となるようなできもの(腫瘤)や結石が存在する可能性があります。また、腎臓の働きの低下から尿に血が混ざることもあります。当院では尿検査、超音波検査、血液検査などを組み合わせて精密検査を行っています。
性機能ケア
よくある性機能の悩み
性機能の悩みはデリケートな問題ですが、一人で悩む必要はありません。
当院では性機能の専門医が相談から治療までていねいにサポートします。
男性
勃起障害(ED)
性行為のときに、勃起の硬さが不十分、あるいは勃起を維持することができない状態をEDと言います。EDは単なる老化現象や精神的な原因によるものではなく、他の病気が潜んでいる可能性があります。当院では、内服薬(バイアグラ®、レビトラ®、シアリス®)、陰圧式勃起補助具(ビガー🄬)、陰茎海綿体注射の治療が可能です。
男性更年期障害(LOH症候群)
男性ホルモンの低下により、①こころの症状(記憶力低下、イライラなど)、②体の症状(筋肉の減少など)、③性機能の症状(性欲低下、ED、朝立ちの減少)が生じることがあります。男性ホルモン軟膏(グローミン軟膏®、1UPフォーミュラ®)、男性ホルモン注射、漢方薬などの治療があります。
院長が岐阜県医師会ラジオホームドクター(ぎふチャンAM1431)に出演し、男性更年期障害についてお話しました。ぜひお聞きください。
女性
ワギニスムス
骨盤底の筋肉が過度に緊張しているために、腟への挿入が困難な状態です。挿入に対する不安が影響しているケースが多くみられます。当院では、腟ダイレーター、骨盤底筋体操などの治療が可能です。
腟が濡れにくい・性交時痛
腟の潤滑が十分でない場合、性交時に痛みを感じやすくなります。原因として、緊張や女性ホルモンの低下、またはもともと腟の潤滑の分泌量が少ないなどが挙げられます。